column お役立ちコラム
【未来の環境を守るために私たちが出きること】
環境保護や省エネルギー活動は、日々の生活の中で意識して取り組むことができます。特に、2025年には「省エネルギー月間」や「水の日」、「環境の日」など、毎月の環境活動がさらに注目されます。これらの取り組みは、地球温暖化防止や資源の節約に貢献するものであり、個人でも実践できる簡単な方法から始めることができます。各月のキャンペーンをきっかけに、省エネやリサイクル活動、持続可能な消費行動など、地球を守るための行動を意識的に取り入れましょう。
2月
「省エネルギー月間」
冬季は暖房の使用などによってエネルギーの消費量が多い季節。毎年2月は「省エネルギー月間」です。省エネルギーに関する取組を一層促進するため、省エネルギーに関するイベントなどが実施されます。暖房が過度にならないよう気をつけるなど、毎日の暮らしの中で皆さん一人ひとりが省エネルギーを実践することも大切です。家庭や学校、職場で、省エネを実践しましょう。
3月
3月22日 「世界水の日」
「水がとても大切であること、きれいで安全な水を使えるようにすることの重要性について世界中の人々と一緒に考える」ことを目的として国連総会で定められた国際デーのひとつ 。水資源は非常に貴重です。この日をきっかけに、水を大切に使う意識を育て、節水活動を実践しましょう。
3月23日 「世界気象デー」
WMOは、昭和25年(1950年)3月23日に世界気象機関条約が発効したことを記念し、 毎年3月23日を「世界気象デー」として、気象業務への国際的な理解促進を目的にキャンペーンを行っています。
4月
4月1日~7日 「春のエコ週間」
春の訪れを迎え、エコ活動を盛り上げる週間。リサイクル、再利用、省エネなど日常生活に取り入れることがSDGs達成に貢献します。
4月7日 「世界保健デー」
環境問題と健康は密接に関係しています。空気や水の質の改善に貢献することが、私たちの健康にもつながります。
4月22日 「アースデイ」
地球環境を守るために国際的な取り組みを行う日です。環境保護活動や再生可能エネルギーの利用が推奨されます。個人や企業がそれぞれの方法で、地球環境を大切にするきっかけとなる日です。
4月15~5月14日 みどりの月間
5月4日は自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむための国民の祝日が「みどりの日」です。また、「みどり」についての国民の造詣を深めるため、4月15日から5月14日を「みどりの月間」としています。月間中は、みどりに関する学術上の顕著な功績のあった個人に「みどりの学術賞」を授与する「みどりの式典」や、みどりの恵みに感謝し、その恩恵について考える「みどりの感謝祭」などの行事が各地で開催されます。
5月
5月4日 「みどりの日」
自然との共生を考える日です。地域での緑化活動や植樹を通じて、環境保護に積極的に参加しましょう。自然に親しむとともに、その恩恵に感謝し、豊かな心を育む日です。
5月30日 「ごみゼロの日」
毎年5月30日は、「ご(5)み(3)ゼロ(0)」の語呂合わせで「ごみゼロの日」に定められています。廃棄物の削減とリサイクル活動を推進する日です。ゴミの分別やリサイクルを実践し、エコ活動に参加しましょう。
6月
「環境月間」
環境庁(現環境省)の呼びかけにより1991年度から始まりました。環境月間である6月には、環境省をはじめ、関係省庁、地方自治体、NGO/NPOなどの民間団体などにより、全国各地で多くのイベントが行われています。
6月5日 「環境の日/世界環境デー」
環境問題への意識を高める日です。再生可能エネルギーの利用や、省エネ生活を実践することが求められます。
6月8日 「世界海の日」
海洋保護を意識し、プラスチックゴミ削減や海洋生物保護活動に参加することが重要です。国際社会が直面している海洋に関する課題について世界的な認識を高める機会を作るために、「世界海の日」を設けることが決定され、多くの国で個々に式典が行われてきました。
6月17日 「砂漠化および干ばつと闘う世界デー」
砂漠化を防ぐためには土地の保護が不可欠です。森林保護や、持続可能な農業の実践が有効です。砂漠化と戦う国際的な取り組みを広く知ってもらうため、1995年1月10日に国際連合によって定められ、毎年、砂漠化や干ばつに対する様々な取り組みが報告されています。
7月
7月7日 「クールアース・デー」
地球温暖化を防止するために、省エネや冷暖房の効率化を意識する日です。身近なエコな選択が地球を救います。地球環境の大切さを日本国民全体で再確認し、低炭素社会への歩みを実感するとともに、それぞれができる地球温暖化対策の取組を推進するための日として設けられたもの。
7月第3月曜日 「海の日」
海洋資源への感謝と海洋環境保護を考える日です。海岸清掃やプラスチックゴミの削減活動が呼びかけられます。
7月~9月 「夏の省エネキャンペーン」
夏季は冷房等によりエネルギー消費が増大することから、政府の省エネルギー・省資源対策推進会議が定め、国、地方公共団体、事業者及び国民が一体となった省エネルギーの推進を呼びかけています。
8月
8月1日 「水の日」
水の大切さや水資源開発の重要性に対する国民の関心を高め、再認識する日。水資源を守るための活動を始め、無駄遣いを減らす取り組みを行いましょう。
8月1日~7日 「水の週間」
水の節約や汚染防止について考える週間です。家庭でできる節水行動を見直し、持続可能な水利用を意識しましょう。
9月
9月1日 「防災の日」
災害対策と環境保護は密接に関連しています。気候変動による災害リスクを低減するために、環境への配慮が重要です。日本は地震だけでなく、台風、豪雨などの自然災害が発生しやすい国です。様々な災害に備え、日頃からの防災対策をしっかりしておきましょう。
9月16日 「オゾン層保護の日」
オゾン層の保護は地球環境にとって重要です。フロンガスの削減や環境に優しい製品の使用が必要です。
9月25日~末日 「Global Goals Week」
SDGsの目標を達成するための活動を促進する期間です。積極的に参加し、SDGs達成に向けた行動を起こしましょう。2030年のSDGs目標達成を実現するためには、私たち一人ひとりの積極的な取り組みが不可欠です。難しいことではなく、私たちが日常生活で行える行動が目標達成への貢献につながります。
10月
「都市緑化月間」
国土交通省では、都市における潤いのある緑豊かな生活環境を確保し、豊かさとゆとりを実感できる国民生活を実現するため、毎年10月を「都市緑化月間」と定めています。都市の緑は、私たちの生活に潤いや豊かさを与えてくれるだけでなく、地球温暖化防止や生物多様性の保全など大切な役割を果たしています。月間中は、緑豊かな美しいまちづくりを展開するための行事や広報活動等が行われます。
「3R推進月間」
リデュース、リユース、リサイクルを推進するための啓発活動が行われる月間です。廃棄物削減を意識して行動を起こしましょう。
11月
「エコドライブ推進月間」
エコドライブとは、環境負担の軽減に配慮した自動車を使用することを意味します。娯楽が増え自動車に乗る機会が多くなる11月に、エコドライブを推進するために制定されました。
11月第4金曜日 「グリーンフライデー」
グリーンフライデーとは、毎年アメリカなどで感謝祭の翌日(11月第4金曜日)に行われる大規模なセール「ブラックフライデー」を否定し、同日にサステナブルな消費を啓発する目的で行われている取り組み。
12月
「大気汚染防止月間」
12月は自動車交通量の増加、ビルや家庭の暖房の他、気象条件の影響などにより、大気汚染物質濃度が高くなる傾向があります。環境省では、毎年12月を「大気汚染防止推進月間」として、きれいな空を守ることの大切さを呼びかけています。大気汚染を防止するため、温室効果ガスの削減やエコな交通手段を利用することが求められます。環境に配慮した行動を心がけましょう。
「地球温暖化防止月間」
国や地方自治体、地球温暖化防止活動推進センターなどさまざまな主体が温暖化防止関連に取り組む月間。平成9年12月に京都で開催された気候変動枠組条約第3回締約国会議(COP3)を契機として、国民・事業者・行政が一体となって温暖化防止の普及啓発を行うために定められた。
私たちに出来ること
地球環境を守るために、一人ひとりが日々の生活で実践できる行動があります。これらはSDGs(持続可能な開発目標)や地球温暖化防止につながる重要な取り組みです。
省エネルギーの実践
- <エコ家電の活用>
電力効率の高い家電を選ぶことでエネルギー消費を削減できます。 - <省エネ設定の活用>
冷暖房や照明の無駄遣いを避け、適切な温度設定やLED照明の導入を進めましょう。
再生可能エネルギーの利用
- <太陽熱温水器の導入>
太陽エネルギーを利用してお湯を作る太陽熱温水器は、化石燃料に頼らず環境負荷を大幅に軽減します。導入には初期費用がかかりますが、運用コストが低く、長期的には経済的な選択肢です。これによりCO₂の排出を減らし、再生可能エネルギー利用の一歩を踏み出せます。
水資源の保護
- <節水の習慣化>
歯磨きや皿洗いの際、蛇口を閉めるだけで年間で多くの水を節約できます。 - <洗濯の効率化>
洗濯物はなるべくまとめて洗うようにし、少量の洗濯で無駄な水を使わないようにすることがポイントです。また、節水機能のある洗濯機を選ぶとさらに効果的です。
ごみの削減とリサイクル
- <3R(リデュース、リユース、リサイクル)の実践>
- リデュース(Reduce)食品ロスを減らす
賞味期限を確認し、必要な分だけ購入する。冷蔵庫内の食材を効率的に使い切る「冷蔵庫整理デー」を設ける。 - リユース(Reuse)リフィル製品の利用
洗剤やシャンプーなどの詰め替え用製品を選び、ボトルの使い捨てを防ぐ。 - リサイクル(Recycle)分別の徹底
地域のルールに従って正しくゴミを分別し、リサイクル率を上げる。 - <コンポストの利用>
家庭の生ごみを堆肥化し、庭や家庭菜園に役立てることができます。
環境教育と意識向上
- <情報共有>
家族や友人と環境保護の大切さを話し合い、共に取り組む意識を高めましょう。 - <地域活動への参加>
緑化活動や海岸清掃などの地域イベントに積極的に参加することも有効です。
太陽熱温水器の活用を推奨する理由
太陽熱温水器は、太陽の熱を利用して効率的にお湯を供給する装置で、次のような利点があります。
- <CO2削減効果>
化石燃料を使用せずにお湯を作れるため、地球温暖化防止に大きく寄与します。 - <経済的な運用>
太陽エネルギーを無料で利用できるため、長期的には光熱費の削減が可能です。 - <持続可能性>
再生可能エネルギーを活用することで、次世代への資源の継承に貢献します。
地球環境を守るための取り組みは一人ひとりの行動から始まります。太陽熱温水器の導入や日々の省エネ行動について、さらに詳しい情報を知りたい方は、ぜひ以下よりお気軽にお問い合わせください。
まとめ
環境問題への取り組みは、個々の小さな努力が大きな効果を生むものです。2月の「省エネルギー月間」から12月の「大気汚染防止月間」まで、それぞれの月に設定されたキャンペーンを通じて、地球温暖化対策や資源の効率的な利用、環境への配慮を深めることができます。家庭や職場での省エネやリサイクル活動、節水を実践することは、私たちの未来に大きな影響を与える重要な行動です。月ごとの活動を意識し、日常的に環境への配慮を心がけましょう。