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column お役立ちコラム

2025.02.17

環境・エコ・SDGsの雑学10選

せんせいと助手が複数の生徒に環境についての黒板を使用して図解で説明している

「環境」「エコ」「SDGs」など、私たちの生活に深く関わるテーマは、ニュースやSNSでもよく耳にしますよね。でも、「なんとなく大事そうだけど、詳しくは知らない」という人も多いのではないでしょうか?

実は、環境問題やエコ活動には、意外と知られていない「へぇ~!」と思わず感心してしまうような事実がたくさんあります。この記事では、そんな環境にまつわる雑学を10個ご紹介します!

これを読めば、日常会話で「実はね…」と話したくなる雑学がいっぱい手に入りますし、環境について考えるきっかけにもなるはずです。ぜひ最後までお楽しみください!

では早速、あなたの「へぇ~!」を引き出す、環境・エコ・SDGsに関する雑学をご紹介します!知っているようで意外と知らない豆知識を、ぜひチェックしてみてください。

ペットボトル1本(500ml)を作るためには、なんと約3リットルの水が必要です!

「えっ、容器より多いじゃん!」と思いますよね。 これは、プラスチックを製造する際に大量の水が使われるためです。

プラスチックは石油を原料として作られますが、その過程で冷却や洗浄に多量の水が必要になります。 また、ペットボトルを運ぶための燃料や製造時のエネルギー消費も考えると、その環境負荷はかなり大きいものです。

この事実を知ると、「ペットボトルを使い捨てるのはもったいないな」と感じますよね。 マイボトルを持ち歩くだけで、水資源やエネルギーの無駄遣いを減らすことができます。 ちょっとした行動が地球に優しい未来につながります!

ペットボトルについてもっと詳しく知りたい方はコチラ!

出典:PETボトルリサイクル推進協議会

地球温暖化には悪い影響ばかりではなく、一部の農作物にはプラスに働くこともあります。 その一例がバナナです。 気温が上昇すると糖度が高まり、より甘くおいしくなることがわかっています。

ただし、この「おいしいバナナ」は短期的な話です。 長期的には気候変動によって農業全般が大きな影響を受け、生産自体が難しくなる可能性があります。 例えば、高温や干ばつによってバナナの栽培地域が限られてしまったり、害虫被害が増えることも懸念されています。

おいしいバナナを未来に残すためにも、温暖化対策は欠かせません。 「今できること」を意識して行動してみましょう!

答えはドイツ!

ドイツではリサイクル率が約67%と世界トップクラスです。 その秘密は徹底した分別ルールと市民意識の高さにあります。

例えば、日本では「燃えるゴミ」としてまとめてしまうものでも、ドイツでは細かく分別されます。 「プラスチック」「紙」「ガラス」「生ゴミ」など、それぞれ専用のゴミ箱があります。 また、市民一人ひとりがリサイクル意識を持ち、自発的に取り組む文化も根付いています。

私たちも日常生活でリサイクル意識を高めることで、環境保護に貢献できますね。 「ゴミ分別マスター」を目指してみませんか?

参考:国立研究開発法人 国立環境研究所「資源循環領域」

エコバッグ1枚を作るには、プラスチック袋約20枚分のエネルギーが必要と言われています。 「えっ、それじゃあエコじゃないじゃん!」と思った方、ご安心ください。

確かに製造時点ではエネルギー消費が大きいですが、エコバッグは繰り返し使うことでその効果を発揮します。 「50回以上使えば元が取れる」と言われているので、大切に長く使うことがポイントです! また、おしゃれなデザインのエコバッグなら持ち歩くだけで気分も上がりますよね。

北極グマ(ホッキョクグマ)は氷上で狩りをする生き物ですが、地球温暖化によって氷が溶け、生息地が縮小しています。 その結果、泳ぐ距離が増えて目的地に辿り着けないケースも…。

北極圏では気温上昇によって海氷面積が年々減少しています。 このままでは北極グマだけでなく、多くの動植物にも深刻な影響を及ぼします。 彼らにとって「スイミング大会」は命懸けです。 私たち一人ひとりの行動が彼らの未来を守る第一歩になります。

出典:WWFジャパンhttps://www.wwf.or.jp/

日本では年間約500万トンもの食品ロス(食べられるのに捨てられる食品)が発生しています。 この量を日本人全員で割ると、一人あたり年間約40kg! これはお米20袋分にも相当します。

食品ロス削減には、「買いすぎない」「食べきれる量だけ調理する」「賞味期限と消費期限を正しく理解する」など、小さな行動から始められます。 「もったいない精神」を大切にして、おいしい食べ物を無駄なく楽しみましょう!

食品ロスについて詳しく学びたい方はコチラ▶消費者庁「食品ロスについて知る・学ぶ

プラスチックストローは便利ですが、分解されるまで約200年かかります。 一方、紙ストローは生分解性がありますが、水に弱いため飲み物によっては使いづらいことも…。

どちらも一長一短なので、「そもそもストローを使わない」という選択肢も検討してみてはいかがでしょうか? 最近では再利用可能な金属製ストローやシリコン製ストローも登場していますので、自分に合った方法で環境負荷軽減に取り組んでみましょう。

世界中で捨てられるパンだけでも8億人以上(世界の飢餓人口)を養えると言われています。 この数字を見ると、「食べ物を無駄にしないこと」がどれだけ重要かわかりますね。

特に先進国では食べ残しや過剰生産による廃棄物問題が深刻化しています。 一方で、多くの国々では飢餓問題が解決されていません。 「食べ残さない」という小さな行動から世界規模の課題解決につながります。

答えは二酸化炭素(CO2)!

全体の約75%を占めています。 その主な原因は化石燃料(石油・石炭・天然ガス)の燃焼です。 このCO₂排出量削減には、省エネ家電や再生可能エネルギーの活用など、小さな取り組みから始められます。

「ブルーカーボン」とは、海洋生態系によって吸収される炭素のことです。 海藻や海草などが光合成によって二酸化炭素を吸収し、それが海底に沈殿することで炭素が貯留されます。 この仕組みは地球温暖化抑制や生物多様性保全にも役立つため注目されています。

出典:環境省「ブルーカーボン」


今日から誰かに話したくなる「環境雑学」

この記事では、「環境」にまつわる雑学10選をご紹介しました。「知らなかった!」と思う事実や、「これなら自分でもできそう!」というヒントは見つかりましたか?

環境問題やエコ活動について考えることは、自分たちだけでなく未来世代への贈り物でもあります。一人ひとりの日常的な行動こそ、大きな変化につながります。この知識をぜひ周囲にもシェアして、一緒に地球について考えてみましょう!

次回の記事ではさらにディープな話題をご用意しますので、お楽しみに!